様々な舌の病気・異常・できものを写真(画像)で解説



舌の病気に関する写真を募集しています

舌の色がおかしい


舌苔 ■ 舌苔 (ぜったい)
舌苔とは舌の表面に付着した苔状のもので、正体は「細菌」や「食べカス」などです。

基本的には白色をしていることが多いですが、褐色や黒色を呈する場合もあります。
舌苔について詳しく

白斑症(白なまず) ■ 白斑症 (はくはんしょう)、白なまず
白斑症は白い斑が出現する後天性の皮膚病の一種で、「白なまず」と呼ばれることもあります。

原因ははっきりとは分かっていませんが、色素を産生するメラニン形成細胞が傷害される自己免疫疾患ではないかと考えられており、機械的刺激や遺伝などによっても起こると言われています。
白斑症(白なまず)について詳しく

白板症 ■ 白板症 (はくばんしょう)
白板症とは、「口腔粘膜に生じた、摩擦によって除去できない白色の板状あるいは斑状の角化性病変で、臨床的あるいは病理組織学的に他のいかなる疾患にも分類されないもの」です。

前癌病変の一種で、癌化率は4.4〜17,5%と言われています。
白板症について詳しく

写真をご提供ください ■ 紅板症 (こうばんしょう)
紅板症は白板症と同じく前癌病変の一種ですが、癌化率が非常に高く、極めてまれな疾患です。

口内炎や外傷による紅斑、カンジダ症の赤色病変などとの鑑別が必要となります。
紅板症について詳しく

扁平苔癬 ■ 扁平苔癬 (へんぺいたいせん)
白板症と同様に白色の病変で、舌や唇、頬粘膜などに発生した小さな白斑が徐々に融合して、網状、環状、白斑状になり、さらに白い線状・レース状の白斑を呈し、両側性に多発することが多いのが、扁平苔癬の特徴です。
扁平苔癬について詳しく

写真をご提供ください ■ カンジダ症
カンジダ症とは、免疫力の低下による日和見感染や、抗菌剤の長期服用による菌交代現象などにより、「カンジダ・アルビカンス」という菌が感染することにって引き起こされる病変で、容易に拭い去ることのできる白色の病変が舌や頬粘膜などに出現します。
カンジダ症について詳しく

黒毛舌 ■ 黒毛舌 (こくもうぜつ)
黒毛舌とは、舌の表面が黒く変色する病変です。

原因は黒い色素を産生する細菌の増殖と考えられており、抗菌剤の投与による菌交代現象によって引き起こされることが多いですが、喫煙などによっても起こる場合があります。
黒毛舌について詳しく

地図状舌 ■ 地図状舌 (ちずじょうぜつ)
地図状舌とは舌の表面に、中央は淡い紅色、周囲は白色の斑ができる病変です。

病変が進行すると周囲の斑と斑が融合して地図のような様相を呈することからこの名称が名づけられました。
地図状舌について詳しく

舌炎 ■ 舌炎 (ぜつえん)
舌炎とは、舌に炎症が起こっている状態のことです。

原因は様々で、ビタミンBの不足や自律神経失調など後天的なものだけではなく、先天的なもの(正中菱形舌炎など)もあります。
舌炎について詳しく


舌のできもの・形の異常


舌乳頭腫 ■ 乳頭腫 (にゅうとうしゅ)、繊維腫(せんいしゅ)
舌乳頭腫、舌繊維腫とは、舌にできる「おでき」「いぼ」のようなもので、比較的よく見られる良性の腫瘍です。

機械的刺激が原因で起こることが多いため、刺激を与えている原因の除去や、大きなものの場合は切除を行います。
舌乳頭腫、舌繊維腫について詳しく

舌の口内炎 ■ 舌の口内炎 (こうないえん)
舌の口内炎には潰瘍性、壊死性、偽膜性など様々なものがありますが原因は不明な場合が多く、通常は口腔内を清潔に保ち十分な睡眠・栄養をとることによって自然治癒します。

まれに、何らかの全身疾患が原因となっていることもあります。
舌の口内炎について詳しく

ガマ腫 ■ ガマ腫-粘液嚢胞
ガマ腫とは、舌の裏後方部にできる のう胞のことです。

「ガマ腫」という名前から腫瘍と勘違いしやすいですが、粘液嚢胞の一種で、舌下腺あるいはその周辺に存在する小唾液腺の閉塞や損傷が原因と考えられています。
ガマ腫(がま腫)について詳しく

ブランディン・ヌーン嚢胞 ■ ブランダンヌーン嚢胞-粘液嚢胞
ブランディンダン嚢胞(Blandin-Nuhn嚢胞)とは、舌の先端部、裏側にできる のう胞のことです。

原因は、舌先部下面に存在するブランディンヌーン腺が何らかの理由で閉塞・損傷し、粘液が貯留することです。
ブランダンヌーン嚢胞について詳しく

血腫(血まめ) ■ 血腫 (けっしゅ)、血豆 (ちまめ)
血腫とは、いわゆる「血豆」のことです。

舌を不意に噛んでしまうことにより起こることが多いですが、何度も繰り返し血腫が出来る場合は全身的な疾患の可能性もありますので、血液検査が必要な場合もあります。
血腫(血豆)について詳しく

有郭乳頭 ■ 有郭乳頭 (ゆうかくにゅうとう)
有郭乳頭とは、舌の奥のほうに存在する直径2mm前後の「おでき」のようなもので、12〜16個程度が横に並んでいます。

病気ではなく正常なものですが、鏡などを見ていてたまたま気がつき、歯科医院を受診されるケースもけっこうあります。
有郭乳頭について詳しく

■ 歯痕 (しこん)
歯痕とは、舌の側面に波状の歯型が付いたものです。

元々舌が大きい人や、舌がむくみやすい人などはこの歯痕が付きやすくなりますが、特に治療が必要なものではありません。
歯痕について詳しく

溝状舌 ■ 溝状舌 (こうじょうぜつ)
溝状舌とは、舌の表面に深い溝ができる病変です。

原因は不明で治療の必要もありませんが、溝の部分に汚れが溜まると炎症を起こす場合もあるので、清潔に保つように心がける必要があります。
溝状舌について詳しく

舌癌(舌ガン) ■ 舌癌 (ぜつがん)
舌癌(舌がん)とは舌に生じる癌(がん)のことで、口腔癌の中では最も多く、全体の約30%を占めており、20〜40代の低年齢層にも発生します。

ただし、口腔癌の発生頻度は癌全体の1〜2%程度です。
舌癌(舌がん)について詳しく

リガフェーデ病 (Riga-Fede病) ■ リガ・フェーデ病 (Riga Fede病)
リガ・フェーデ病 (Riga-Fede病)とは、乳幼児の舌の裏にできる外傷性の潰瘍で、授乳を行う際などに下の前歯で舌下面が傷つけられることによって引き起こされます。
リガ・フェーデ病 (Riga-Fede病)について詳しく

写真をご提供ください ■ ベーチェット病 (Behcet症候群)
ベーチェット病とは、難治性の全身性炎症疾患です。

全身に症状が現れますが、口の中に現れる症状として、舌、唇、頬粘膜、歯肉などに境界明瞭な円形〜楕円形の潰瘍が出現することがあります。
ベーチェット病 (Behcet症候群)について詳しく


その他の舌の異常・トラブル


舌の痛み(舌が痛い・舌痛症) ■ 舌の痛み(舌が痛い・舌痛症)
舌の痛みの原因は、何らかの理由で舌に炎症が起こることによる舌炎や、ビタミン不足による口内炎、口腔乾燥症、舌痛症、外傷、感染症など、様々な原因が考えられます。
舌の痛み(舌が痛い・舌痛症)について詳しく

舌の痺れ・麻痺(舌がしびれる) ■ 舌の痺れ・麻痺(舌がしびれる)
舌のしびれの原因は、舌炎や舌痛症、口腔乾燥症、感染症など様々な原因が考えられます。

また、インプラントや親知らずの抜歯などの外科手術時に舌神経の損傷によって起こるということは非常にまれです。
舌の痺れ・麻痺(舌がしびれる)について詳しく

舌の味覚障害・異常 ■ 舌の味覚障害・異常
舌の味覚障害の原因で最も多いのは亜鉛不足ですが、その他にも舌炎や舌痛症、口腔乾燥症、薬物の副作用、脳血栓など、様々な原因が考えられます。
舌の味覚障害・異常について詳しく



Copyright (C) 2009 写真で見る舌の病気・できもの辞典 All Rights Reserved.